虚と実
こんにちは。
Body Care EARTH院長の高尾です。
今回は東洋医学における「虚(きょ)と実(じつ)」という考え方についてお話させていただきます。
東洋医学、特に鍼灸の分野では評価の際にその経穴(ツボ)や経絡(氣の流れる道)が「虚しているか実しているか」を見ていきます。
虚=エネルギーが不足している。
実=エネルギーが過剰になっている。
状態のことを言います。
鍼灸では虚しているところは補い、実しているところは抑えることで身体の治療を行っていきます。
この考え方って他の医学でも同じように考えられると思います。
関節可動域低下=虚
関節可動域亢進=実
知覚鈍麻=虚
知覚過敏=実
関節可動域制限⇒ROMex、筋力低下⇒筋力増強というような短絡的な治療プログラムではなく、その部位の状態をニュートラルへ誘導することが最も機能状態を正常へすることができ、あとはその人本来が持つ自然治癒力が勝手に治してくれると思っています。
その為、当院での施術では症状が残っていても、その日の施術を終了することがよくあります^^;
全身を細かく評価し、虚している部分、もしくは実している部分を特定すると、その部分のみ調整を行うことしか行っておりません。
あとはご自身の自然治癒力に身をゆだねることが改善への一番の近道だと思っております^^
最後までお読みいただきありがとうございました。
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