産前産後の骨盤について

こんにちは。

Body Care EARTH院長の高尾です。

先日僕の友人が出産をしました!

めでたいことですね^^

出産といえば、出産経験のある女性は少なからず抱えているであろう「産後の骨盤のゆがみ」

いろんなところで聞きますね。

それに悩まれてる方も多く聞きますし、「産後の骨盤矯正」と謳っている整骨院や整体院も多く見ます。

でも、産前産後に骨盤にどのようなことが起きているのか?これを理解しておけば、どこをどうするかわかるかなっと思って今回は「産前産後の骨盤」について書かせていただきます。


まず、骨盤とは二つの寛骨と一つの仙骨、尾骨で構成されています。

寛骨は「腸骨、坐骨、恥骨」と分かれ、仙骨と腸骨で「仙腸関節」という関節を作っています。

この仙腸関節はほんのわずかな動きですが、脳脊髄液の循環にも影響する非常に重要な役割を持っています。

前方では両方の恥骨が「恥骨結合」を作り、骨盤が輪っかのようになっています。

この輪っかを胎児はくぐることでお母さんの子宮から生まれてくるわけです。

ただ、この骨盤、通常の状態では胎児は狭くてくぐることが出来ません。

じゃあ一体どのように胎児は骨盤をくぐっているのでしょうか?

実はここにホルモンの影響があります。

妊娠した際に卵巣、子宮、胎盤から「リラキシン」というホルモンが分泌されます。

このホルモンは「子宮弛緩因子」とも呼ばれ、研究ではモルモット、マウス、ヒト、サルでは前方の恥骨結合が、ウシ、ヒツジでは仙腸結合が弛緩するとわかっています。

つまりヒトは妊娠したら前方の恥骨結合が弛緩することで、骨盤の輪っかが広がり、胎児がくぐりやすくなっています。


これは出産するための正常な反応であり、本当にヒトの身体って効率よくできているなぁと思うのですが、ここで一つ問題が生じます。

それは「前方が広がれば後方は短縮する」ということで。

骨盤は前方が恥骨結合、後方は仙腸関節が存在します。

リラキシンが分泌され前方の恥骨結合が広がると後方にある仙腸関節部分は寄ってきます。

仙腸関節は脊柱の土台であり、また脳脊髄液の循環にも影響が出るため仙腸関節の動きに異常が出ると体に様々な不調が生じます。

また、恥骨結合が広がると骨盤はちょうど両開きの扉が開いたような状態になるので、骨盤が横に広くなります。

これがよく聞く「産後骨盤が開いた」という状態です。

本来、産後リラキシンの分泌が減ると骨盤は元の位置へ戻っていきます。

しかし、妊娠中に伸ばされて弱化した腹筋系(腹横筋、腹斜筋など)が回復してこなかったり、授乳や抱っこなどでつらい姿勢ばかりでいると元の位置へ戻ってこないまま、恥骨結合は緩み、仙腸関節は短縮したままになってしまいます。

このままの状態で起こりやすい症状としては

☑腰痛、肩こり

☑排尿障害

☑股関節や膝関節の痛み

☑ホルモンバランスの乱れによる生理不順

☑内臓の位置以上の影響で太りやすくなる

など多岐にわたって症状が現れます。


そこで行う対処としては

・腹筋系の筋力回復

・骨盤隔膜の調整

・仙骨のサブラクセィションの改善

・脳脊髄液の循環改善

などがあります。

腹筋系の筋力回復も正しく行わないと効果は出にくいので、しっかりと指導を受けてから行うと良いかもしれませんね^^

最後までお読みいただきありがとうございました!

Body Care EARTH(ボディケアアース)

たつの市にある自然治癒力を高める整体院。 整形外科病院に7年間勤務していた元理学療法士がカイロプラクティックや頭蓋仙骨オステオパシーを取り入れ、その時その人に最適な施術を提供します。

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