BodyCareEARTH

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虚と実

こんにちは。Body Care EARTH院長の高尾です。今回は東洋医学における「虚(きょ)と実(じつ)」という考え方についてお話させていただきます。東洋医学、特に鍼灸の分野では評価の際にその経穴(ツボ)や経絡(氣の流れる道)が「虚しているか実しているか」を見ていきます。虚=エネルギーが不足している。実=エネルギーが過剰になっている。状態のことを言います。鍼灸では虚しているところは補い、実しているところは抑えることで身体の治療を行っていきます。この考え方って他の医学でも同じように考えられると思います。関節可動域低下=虚関節可動域亢進=実知覚鈍麻=虚知覚過敏=実関節可動域制限⇒ROMex、筋力低下⇒筋力増強というような短絡的な治療プログラムではなく、その部位の状態をニュートラルへ誘導することが最も機能状態を正常へすることができ、あとはその人本来が持つ自然治癒力が勝手に治してくれると思っています。その為、当院での施術では症状が残っていても、その日の施術を終了することがよくあります^^;全身を細かく評価し、虚している部分、もしくは実している部分を特定すると、その部分のみ調整を行うことしか行っておりません。あとはご自身の自然治癒力に身をゆだねることが改善への一番の近道だと思っております^^最後までお読みいただきありがとうございました。

頭蓋仙骨療法とは

頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラル・オステオパシー;Craniosacral Osteopathy)はオステオパシーのテクニックの一つです。オステオパシーはDr.Andrew Taylor Still氏によって作られ、その直弟子であったWilliam Garner Satherland,D.O.氏によって提唱されました。Satherland氏は解剖標本を観察している際に側頭骨(耳がある場所の骨)と魚のエラの構造が似ていることに気が付き、頭蓋骨にも魚のエラのように呼吸をする機能があるのではないかと仮説を立てました。その後Satherland氏は自身の体や家族への実験や調査を繰り返し、頭蓋骨がわずかに動くこと、その呼吸のような動きは脳脊髄液との関連があることを仮説として立て、臨床を重ねました。その仮説はSatherland氏の弟子らによって研究を重ねられ、実際に頭蓋骨が一定のリズムをもって動いていることが証明されました。頭蓋骨の一定のリズムを持った動きは第一次呼吸と呼ばれ、私たちが普段している肺呼吸は第二次呼吸と呼びます。この第一次呼吸は肺呼吸と同じように、生きている間は常に呼吸を続けます。しかし出生時のトラウマなど、幼少期から生じた頭蓋骨の歪みは徐々に誇張され、大人になることには十分な可動性を失っていることが多く、正常な呼吸が出来なくなってしまい、全身に様々な不調を引き起こしてしまいます。当院では頭蓋骨に優しく触れ、頭蓋骨の動きを確認し、可動性が低下している部分を調整することで内臓機能や全身のトラブルに働きかけます。なぜそのようなことが出来るかといいますと、「脳脊髄液の循環」に働きかけているからです。脳脊髄液は脳や脊髄といった神経系には欠かせない非常に大切なもので、自律神経系やホルモンバランスといった内分泌系にも非常に関係があるものです。脳脊髄液の循環が改善すれば、小顔になる方もいらっしゃいますが、当院では小顔にするために矯正することはありません。あくまで脳脊髄液の循環の正常化です。動かすといっても矯正のように目で見てわかる動きではなく、指先でわずかに動きを感じる程度なので、施術後すぐに実感できる効果はあまりないかもしれません。時間をかけて、ゆっくりと体をいい方向にもっていく、そう思っていただけると助かります。実際に体験してみよう!そうはいっても「本当に頭蓋骨が動いてるの?」というのがご覧になってる方の正直な意見だとは思いますので、この記事を読んでくださっている方は実際に自分の頭蓋骨の動きを体験してみませんか?・左右のこめかみに親指を当ててください。このとき指先に力はいれずにそっと当てておくとわかりやすいです。・どちらか一方から優しく押してみてください。強く押すと痛みが出る可能性がありますので、優しくじわっと押してみてください。・反対側の親指が押されるのが分かりますか?それが頭蓋骨の動きです。ほんのわずかなこの頭蓋骨の動きが起きているときも、寝ているときも常に続いています。当院ではこの頭蓋骨の動きを観察し、第一次呼吸を整えることでヒトが本来持つ自然治癒力を最大限まで高めさせていただきます。

カイロプラクティックとは

カイロプラクティックとは、1895年にアメリカのD.D.Palmer氏によって作られた手技療法の一つです。カイロプラクティックという言葉はギリシャ語で「手」を意味する「chiro」と「技術」を意味する「practicos」の造語です。アメリカやヨーロッパなどの約40か国では法制化され、国家試験、各州の試験に合格することでD.C.(ドクターオブカイロプラクティック)としてヘルスケアの専門職として認知されており、WHOでは補完代替医療として位置付けられています。WHOにおけるカイロプラクティックの定義では「筋骨格系の障害とそれが及ぼす健康全般への影響を診断、治療、予防する専門職であり、関節アジャストメントもしくは脊椎マニピュレーション(アジャストメント)を含む徒手治療を特徴とし、特にサブラクセィション(神経系の動きを妨げ生理学的変化を及ぼす因子)に注目する」とされています。簡単に言えば、骨格、特に脊椎などの椎骨のズレによる神経系の問題に対し、手技を用いて調整し神経のはたきを正常に近づけることを目的としています。どんなことをするの?日本においては法的資格制度がされていないため、施術側の技術にばらつきがあるのも現状で、「ボキボキするやつ」というような印象を持たれている方が多く見られますが、カイロプラクティックの本来の目的は「ボキボキ」と関節を鳴らすことではありません。本来の目的は骨格のズレ(サブラクセィション)による神経伝達が滞っている部分を特定し、矯正を通して脳からの神経の伝達を正常することです。サブラクセィションがある状態では筋、靭帯、椎間板などが弱化するだけでなく、各臓器の機能が低下することもあります。サブラクセィションがある部分自体が痛みを出すわけではないので、気づかないうちにじわじわと体を蝕んでいく場合もあります。当院では姿勢などの視診、触診、関節可動域、筋力、整形外科的検査など専門的な検査と日常生活の環境などを細かくチェックし、不調の原因となっている部分を特定します。そして脊柱をむやみやたらに「ボキボキ」ならすのではなく、不調の原因となっている部分のみ矯正を行います。もちろん「ボキボキ」ならすことが目的ではないので、音がしないこともありますし「ポキ」と小さな音がすることもありますが、正しく矯正ができれば痛みもなく安全な施術になります。!カイロプラクティックをお断りする場合があります!カイロプラクティックは安全といいましたが、矯正をするため、当然危険もあります。実際に法制化されたアメリカでもカイロプラクティックの適応ではない人に施術をしてしまったため施術を受けた方が死亡する例もあり、法制化されていない日本では「カイロを受けた後から首が痛い」などとおっしゃっていた方もいらっしゃいます。厚生労働省からも平成3年にこのような通知が出ていますいわゆるカイロプラクティック療法に対する取扱いについて近時、カイロプラクティックと称して多様な療法を行う者が増加してきているが、カイロプラクティック療法については、従来よりその有効性や危険性が明らかでなかったため、当省に「脊椎原性疾患の施術に関する医学的研究」のための研究会を設けて検討を行ってきたところである。今般、同研究会より別添のとおり報告書がとりまとめられたが、同報告においては、カイロプラクティック療法の医学的効果についての科学的評価は未だ定まっておらず、今後とも検討が必要であるとの認識を示す一方で、同療法による事故を未然に防止するために必要な事項を指摘している。こうした報告内容を踏まえ、今後のカイロプラクティック療法に対する取扱いについては、以下のとおりとする。(1) 禁忌対象疾患の認識カイロプラクティック療法の対象とすることが適当でない疾患としては、一般には腫瘍性、出血性、感染性疾患、リュウマチ、筋萎縮性疾患、心疾患等とされているが、このほか徒手調整の手技によって症状を悪化しうる頻度の高い疾患、例えば、椎間板ヘルニア、後縦靭帯骨化症、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、骨粗しょう症、環軸椎亜脱臼、不安定脊椎、側彎症、二分脊椎症、脊椎すべり症などと明確な診断がなされているものについては、カイロプラクティック療法の対象とすることは適当ではないこと。(2) 一部の危険な手技の禁止カイロプラクティック療法の手技には様々なものがあり、中には危険な手技が含まれているが、とりわけ頚椎に対する急激な回転伸展操作を加えるスラスト法は、患者の身体に損傷を加える危険が大きいため、こうした危険の高い行為は禁止する必要があること。本来なら細かく問診、各種の検査を行い、アジャストする場所の特定を行い、悪い部分のみ矯正をするため、悪化させるようなことをしないのが普通なのですが、上記のようにカイロプラクティックを受けることで状態の悪化が予想される方には施術をお断るすることのありますのでご了承ください。お気軽にお問い合わせください。TEL 050-5240-2382  メールでのお問い合わせはこちら